はじめに
基本的に「無ければ作れ」と考える私は、そこそこの頻度でリフィルの自作をしています
今回は作成手順を追いつつ、出来上がった「未来年表」を紹介したいと思います
なお、今回の未来年表についてはサイズが少々特殊(縦:バイブルサイズ・横:A4)なので
最初に多少、紙の加工をします
今回の記事では、作成手順を5つに分けて紹介します
- 用紙の加工
- レイアウトの決定
- Excelの前準備
- Excelへの落し込み
- 印刷
作成手順その1(用紙の加工)
バイブルサイズリフィルの長辺は171mmなので、縦幅をこのサイズに合わせます
図のように、A4用紙の短辺を同サイズ(今回は170mm)にカットしてしまいましょう
これを2枚用意
※1枚はレイアウト決めのためなので、サイズ感が分かるなら線を引くだけでもOK
作成手順その2(レイアウトの決定)
用紙を加工してサイズ感が分かったら
今度はそれを手書きで落とし込んだレイアウトを決めていきます
今回は『未来年表』というコンセプトのもと、項目を洗い出していきます
内容としては
- 西暦年
- その年の身内の年齢
- その年に起こしたいイベント
が主な項目でしょうか
挙げた項目を、写真のようなレイアウトにしました
ここでやるべきことは、文字通り「レイアウト(=何をどこに配置するか)」の決定なので
それが分かれば多少粗くても問題ありません
作成手順その3(Excelの前準備)
レイアウトが決まったら、Excelへ落し込んでいきます
具体的な手順は以下の通りです
- 用紙サイズの設定
- 倍率の設定(太い線が好きではないため)
- マス目のサイズ設定
用紙サイズの設定
「ページレイアウト」→「サイズ」→「その他の用紙サイズ」で表示されるダイアログの「オプション」から
用紙サイズを「170×297」に設定します(「ユーザー定義」から変更)
その後、「ページレイアウト」→「余白」→「ユーザー設定の余白」で
左のみ1.0cm、他はすべて0.0cmに設定しましょう
また、「水平」と「垂直」両方にチェックを入れます
そして最後に、「表示」→「ページレイアウト」に変更すれば、表示の設定は完了
図のような画面になっているはずです
表示が90°回転している場合は、「ページレイアウト」→「印刷の向き」から
「横」を選択して下さい
倍率の設定
続いて倍率の設定です
ここに関しては、私の個人的な好き嫌い(細い線の方が良いため)なので
気にならない人は次の項目に進んで構いません
やる事は単純で
- 「ページレイアウト」タブの→「拡大/縮小」の倍率を変える
これだけです
目安としては20%か25%程度になります
そのままだと表示が大きすぎて見づらいので、「表示」タブの「ズーム」で
見やすい大きさに設定して下さい
マス目のサイズ設定
続いて、マスのサイズ設定に移ります
「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」の「ルーラーの単位」を「ミリメートル」に変更します
その後、列の高さと行の幅を好みの大きさに設定して下さい
※1 正方形になるように設定することを推奨します
※2 倍率を変更した方は、設定倍率で割った値(25%なら、1/0.25=4)を掛けて下さい
表示倍率25%にしたので、マス目5.0mmにするため列と行の大きさを「20」に設定
作成手順その4(Excelへの落し込み)
ここまでくれば、後は手書きのレイアウトをExcelに落とし込むだけです
※表示倍率を弄った場合は文字の表示も小さくなるので、フォントサイズを変更して下さい
線を引く場合は、図形の線ではなく罫線を推奨します
図形の線だと印刷時に若干のズレが生じるので、調整が難しいためです
罫線を使用して手書きレイアウトを落とし込んだところ
書式はHGS創英角ゴシックUBを使用
ここが一番時間がかかると思います
納得のいくデザインになるよう、試行錯誤して下さい
作成手順その5(印刷)
Excelへの落し込みが終われば、後は印刷して穴をあけるだけです
プリンタの設定も今までの工程で完了しているので
先ほど加工した用紙をセットして印刷して下さい
穴をあける際は、多少サイズが大きくても融通が利く↓のパンチがお勧めです
印刷と穴あけが終われば、後は折り畳んで手帳に綴じるだけ
未来年表の完成です、お疲れ様でした
完成したリフィル、紙質によっては穴を補強するのもあり
おわりに
いかがだったでしょうか
バイブルサイズは紙の大きさが独特なため、自作が難しいというイメージがあると思います
しかし
- 用紙サイズを変更(縦幅を171mmにする)
- 無地のバイブルサイズリフィルを使用する
などすれば、意外と簡単に自作が可能です
興味を持たれた方、ぜひお試しください
それでは次の記事でお会いしましょう
読んでいただき、ありがとうございました~
コメント