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【システム手帳】デイリーリフィルの作り方【Excel関数編】

はじめに

前回の記事では、リフィルの雰囲気を決める文字について

  • フォントの導入
  • 表示形式の変更

を紹介しました

今回は、リフィルの自動作成にかかわる【関数】について紹介します

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デイリーリフィルの作り方シリーズ

自作の方法として、ほぼ誰でもPCに入っている【Excel】を使った自作方法を4回に分けて紹介します

関数編で紹介すること

今回の記事では

  • 関数の基礎
  • 日付操作に関わる関数

を紹介します

 

関数の基礎

関数の使い方

関数を使うには、セルに入力する際に「=」を入れます
また、関数に使う「引数」にセルを指定することができます
※引数=関数に使われるパラメータの事

図のように入力することで、様々な関数使用や計算が行えます

関数の【ネスト】 ※「入れ子」のこと

Excelの関数は

関数のパラメータを関数で入力できる

という特徴があります

関数は単体で使う事はあまりないので、この仕組みを覚えておいてください

 

加減乗除

基本的な加減乗除

基本的な加減乗除の入力方法は以下の通りです

  • +記号・・・加算
  • -記号・・・減算
  • *記号・・・乗算
  • /記号・・・除算

※いずれも半角で入力

例えば「=A1*3」と入力すると、A1セルの値に3を掛けた値が入力したセルに表示されます

MOD関数

除算に関しては、MOD関数もあります
この関数は、「除算の余り」を計算する関数で、偶数or奇数の判定をする際などによく用いられます

MOD関数は次の書き方をします

=MOD(数値,除数)

具体的に、次のように使います

=MOD(B2,2)

この関数のパラメータを解説すると

  • 数値・・・余りを出したい数値(分数の分子)
  • 除数・・・数値を何で割るか(分数の分母)

となります

 

条件分岐(IF関数、CHOOSE関数)

リフィル作成において、条件分岐に関わる関数は主に2つあります

IF関数

条件分岐に関してはこの関数がいちばん使用すると思います

IF関数は次の書き方をします

=IF(論理式,真の場合の値,偽の場合の値)

論理式(答えがYESかNOかになる式)に対して、YESの場合とNOの場合それぞれの値を返す関数です

具体的に、次のように使います

=IF(MOD(B2,2)=0,”偶数”,”奇数”)

この関数のパラメータを解説すると

  • 論理式・・・MOD(B2,2)=0 「B2」セルの値を2で割った時の値が0
  • 真の場合の値・・・”偶数”  論理式を満たす場合は「偶数」を表示
  • 偽の場合の値・・・”奇数”  論理式を満たさない場合は「奇数」を表示

となります

※値に文字を使いたい場合は「””」で囲います

C2セルに上記の関数を入力し、B2に色んな数値を入力してみて下さい
入力した数値が偶数か奇数かでC2のセルが「偶数」もしくは「奇数」に変わります

CHOOSE関数

もう一つの条件分岐として「CHOOSE」関数があります

=CHOOSE(インデックス,値1,値2,値3,・・・)

具体的に、このように使います

指定したインデックスの数値に応じて、設定した値を返す関数です

=CHOOSE(D2,”月曜”,”火曜”,”水曜”,”木曜”,”金曜”,”土曜”,”日曜”)

この関数のパラメータを解説すると

  • インデックス・・・「値」パラメータを参照するための数字が入る個所
  • 値・・・     インデックスに応じて使用する値

となります
※「インデックス」の値が「1」の時に、1番目の値が使用される、、、という感じです

注意点として、「インデックス」に入る値は必ず数値になります
インデックスに入る数字を元に、何番目の値が使われるかが決まるためです

 

日付操作に関わる関数

ここからは、システム手帳作成でよく出てくる「日付操作」に関わる関数を紹介します
、、、が、その前に

そもそも、Excelは日付をどう認識しているの?

という所から解説したいと思います

関数の前に(日付表示の仕組み)

Excelでは、日付を

1900年01月01日を「1」とする続き番号=シリアル値

として認識しています
※例:「2023年03月01日」は数値「44986」になる

日付に関する関数はこれを前提として利用します

DATE関数

DATE関数は次の書き方をします

=DATE(年,月,日)

「年」「月」「日」を指定することで、対応したシリアル値を返す関数です

具体的に、次のように使います

=DATE(A2,B2,C2+1)

この関数のパラメータを解説すると

  • 年・・・西暦年を表す数字
  • 月・・・月を表す数字
  • 日・・・日を表す数字

となります

他の関数もそうですが、各パラメータで数字を使用するものは加減乗除ができます

A2,B2,C2の値を変えてみたり、D2の各パラメータに対して加減乗除をしてみるなど
いろいろ試してみて下さい

WEEKDAY関数

WEEKDAY関数は次の書き方をします

=WEEKDAY(シリアル値,種類) ※種類はオプション

この関数は、指定したシリアル値に対して「1~7」の値を返す関数です
オプションに応じて、「1:月曜」~「1:日曜」と変更が可能です

具体的に、次のように使います

=WEEKDAY(DATE(2023,3,2),2)
=WEEKDAY(D2,2)
等々・・・

この関数のパラメータを解説すると

  • シリアル値・・・日付を表すシリアル値
  • オプション・・・「1」をどの曜日にするかを決めるオプション

となります

  • DATE関数でシリアル値を取得
  • セル内に日付を入力(日付はExcel内で自動的にシリアル値に変換される)

などなどで、WEEKDAY関数を試してみて下さい

 

おわりに

いかがだったでしょうか
今回は関数についての基本的な事柄と、リフィル作成でよく使う関数を紹介しました

【関数】という言葉から取っ付きにくいイメージを持ったり、ハードルが高いと感じる人も多いのではないでしょうか
この記事が、そんな人たちのハードルを下げる手助けになると嬉しいです

それでは次の記事でお会いしましょう
読んでいただき、ありがとうございました~

 

 

 

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